ハンガーの基礎知識

毎日使ってるのに、よく知らないハンガーのこと。
少し特徴を知っているだけで洋服がきれいに長持ちします。洋服のメンテナンスの手間も減るんです。

ハンガーの正しい選び方

    ハンガーに「正しい選び方」がある事を知っていましたか?デザインの好みだけでハンガーを
    選ぶのではなく、洋服に合った、サイズや用途別の選び方をお伝えいたします。



間違ったハンガーを使うと型崩れしやすくなります

型崩れの一番の原因は、洋服とハンガーのサイズがあっていないこと。
洋服にあった正しいサイズのハンガーを選ぶことが最重要ポイントです!

                         
袖の部分が出っ張ります。             肩の部分が出っ張ります。 後ろの部分が突っ張ります。
大きすぎるハンガーは、
前の打ち合わせが斜めになり、
袖の部分が出っ張ります。      
短すぎるハンガーは
肩の部分が出っ張ります。      
平らなハンガーは
後ろの部分が突っ張ります。      
 
  ハンガーの選び方、ポイントは2つ!!
  1.正しいサイズのハンガーを選ぶ

  いつも何となくハンガーを選んでいませんか?

  >>正しいサイズのハンガーの選び方は
ポイントその1

  用途・種類で選ぶ

  ハンガーの種類も服によってさまざまです。
  目的別、用途別にまとめました。

  >>用途、目的に合ったハンガー選びは
ポイントその2

ポイントその1:正しいサイズのハンガーを選ぶ
 
  ハンガーサイズの測り方
  ハンガーサイズの測り方               
ハンガーサイズの測り方1   洋服のサイズを計る。
  洋服の両肩の肩先まで直線距離で測る。
ハンガーサイズの測り方2   計った直線距離から1cm~2cm引いた数値が
  ハンガーの肩幅サイズの目安です。
  ハンガーのサイズは2cm~3cm刻みがほとんどです。ハンガーサイズの測り方で44cmがちょうどいいサイズ
  なのにその大きさのハンガーがない!と迷われた方は小さめを選んでください。
       
高さ・幅高さ・幅 高さ・幅高さ・幅 厚さ厚さ 径
高さ・幅 高さ・幅 厚さ 径
   
        
ハンガーサイズの測り方
             

ハンガーサイズの目安

    普段着用されているサイズから割り出せるハンガーサイズの目安の一覧です。
    表示しております基準は、あくまでも目安なので、洋服によっては多少前後する場合があります。

洋服のサイズ LL
ハンガーの肩幅サイズ 38cm 40cm~44cm 45cm~47cm 47cm~52cm
ハンガーのサイズ 婦人 S 婦人 M 婦人 L  
  紳士 S・M 紳士 L 紳士 LL


ポイントその2:用途・目的にあったハンガーを選ぶ

    ハンガー選びはかける洋服にあったハンガーを選ぶことが重要。どの洋服に、どんなハンガーを選べばいいか
    わからない方は、下記の表を参考にしてください。


スーツ・ジャケット用スーツ・ジャケット用
スーツ・ジャケット用
スーツ・ジャケットが他の衣類と大きく異なる点がの部分です。
直線的ではない肩と首ののライン、包み込むように肩の丸みに沿って仕立てられたスーツ・ジャケット。
洋服の中でも人の体を意識したものは他にはありません。 ハンガーも人体のラインを意識した形を選ぶと崩れが起きません。


コート・アウター用コート・アウター用
コート・アウター用
  コートアウターは普段着ている洋服よりも重い衣料です。重さのある洋服を適さないハンガーに掛けて収納していると、洋服の重みで型崩れなどが起こってしまいます。
  ハンガーにかける時、洋服の重みを支えるのが肩の部分。しっかり支えるため、肩の厚いものを選びましょう。


Yシャツ・ブラウス用Yシャツ・ブラウス用
Yシャツ・ブラウス用
Yシャツ・ブラウスは襟のある洋服です。襟のある洋服の場合は、 ハンガーも襟の部分が立ち上がりのあるものが適しています。
肩に厚みがある必要はないので、薄めのハンガーをお選びいただけます。 Yシャツ・ブラウス用ハンガーは素材のバリエーションも豊富で、木製や金属の他に落ちにくい特殊素材のハンガーもあります。


カジュアル用カジュアル用
カジュアル用
襟の無いカジュアル洋服は襟の立ち上がりのないハンガーがおススメ。 木製や金属製のハンガーもありますが、滑りやすい素材には特殊加工したハンガーを選べば、クローゼットの中で落ちる心配もありません。


パンツ・スカート用パンツ・スカート用
パンツ・スカート用
種類が多くて、迷ってしまうのがパンツ。スカート用ハンガーパンツは裾をはさんで吊るすタイプです。 スカートには内側から突っ張るタイプが人気です。その他にも多段式の物などあります。好みと収納スペースを考えて選びましょう。


ネクタイ・ベルト用ネクタイ・ベルト用
ネクタイ・ベルト用
ベルト金具部分をフックに掛けるハンガーを使えば、かさばりません。 また、ネクタイも専用ハンガーを使えば、シワや絡まりを防げて出し入れも楽に。 たっぷり収納できて、一目で選びやすくなります。数多く持つネクタイやベルトこそ、専用のハンガーで上手に収納しましょう。